オノト マグナ オーバーホール Nr.4
2023/03/22
category - 万年筆
片方のマグナもフルレストアするに至りましたが。。。
尻軸も外れません。ヒートガンで加熱したらゴム板を使ったものの簡単に回り外れました。
ワッシャーパッキンじゃなくウレタンゴムで単純な円形です(^_^;)
新しいワッシャーパッキンを挿入しますのにゃ(=^・・^=)
ドアップの画像をご堪能下さい( ˙◊︎˙ )
ロッド(中芯)ですが、こんなんなっています。
前に修理した方は、技術を持っていると言うか手抜きと言うか。。。
合間にエボナイトの黒色戻しを行ないます。
或る白い粉をお椀に入れます。
エボナイトのパーツを その白い粉で埋葬して熱湯を ぶっかけ溺死したら引き上げ表面がヌルヌルしていますので水で洗い流し金磨きクロスとウエノールという研磨剤で磨きます。
ペン芯の調整に戻りますがマグナの方は知らないメーカーの物ですのでインクフローが非常に不安定です。
それも有りますがインク溝の狭窄。。。
ここまでだとインクが流れて来る訳が有りません。。。
シックネスゲージで広げたり...。
今は入手不可能な薄刃でミニタイプのカッター刃でザグったり...。
首軸との隙間も有りますので気液交換作用がキチンと働く様に真鍮シムで隙間を埋めます。
試筆して完成です。
って実は首軸周りの工程の撮影を忘れていましたm(*_ _)m
ちょっと端折りましたが所有者様に無事にご返送致しました。
FIN
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