オノト N型&マグナ オーバーホール Nr.3
2023/03/21
category - 万年筆
引き続きN型オノトですがペン芯の調整も行ないます。
両ベロタイプの万年筆は今までは万年筆の使い終わったカートリッジをカットした切れ端を入れていたのですが二次利用が出来ない1.18mmのエボナイトのピンを下側の空気溝に入れる様にしました。
その方がインクフローがコントロールしやすい様に感じました。
両ベロのペン芯って、この様に曲がっている事が非常に多いです。
表側から見ても...。
これをヒートガンで熱して指で修正して行きます。
大雑把な調整が終わったら研磨して行くのですがアンティーク万年筆は極力ペンポイントを温存したいので余り削らない研磨します。でも最大限に書き心地が良い様にですよ。
特定方向に字の掠れが出る事も有りますがコレも問題なく筆記出来る様に調整を追い込んで行きます。
【マグナ】の方のオーバーホールに入ります。
緩まないのでヒートガンで温めてから緩めました。ゴム板も使いました。
接着剤とシーリングです。緩まない訳です(^_^;)
尻軸はヒートガンでも緩まないので、故意にロッド(中芯)を強引に捩じ切ります。
接着剤なのが分かるかな?
エボナイトは接着剤が使えない!と言われていますがアラルダイトだと問題なく使えますがコレは最後の手段です。
上側が新品のロッドです。
バラバラにします。
一つ一つキレイに洗浄します。
ワッシャーパッキンを入れるのですがマグナはサイズが多種多様です('◇')ゞ
Oリングとスペーサーを綿棒で押し込みます。
Oリングの抜け防止の蓋をしてからロッド(中芯)を通します。
このままだとロッドが邪魔なので少し長めに切り最後に寸法を決めカットします。
over the following centuries.
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