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オノト 万年筆 5601 オーバーホール

2022/07/17

                 

今回は『ホシイモノガ=アリス・ギル』の たにけん様からのご依頼です。

【ホシイモノガ=アリス・ギルさんのブログ】

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今回はクラック(ギリセーフ)が出たので画像アップ致しましたが、ご依頼を頂いた時には必ず探傷LED、特にキズ探しに特化したブラックライトで照射します。作業中に壊れてしまった場合に自分が悪かったのか?元々なのかで責任を負う度合いが雲泥の差になってしまいます。

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今回はモンブランを中心に記事をアップされている『たにけん様』からのご依頼でした。
こんな私に。。。嬉しかったですね。それだけ信用されているって事ですもん。

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プランジャー無し!ロッド無し!無いないだらけですが破損したロッドを抜く為に尻軸の横に挿入されているエボナイトのピンを時計のバンド外しで抜きます。結構便利です。

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このロッドの残骸がエボナイトのピンを抜いてもどうしても抜けない場合が有る時にはマイナスドライバーが嵌まるように彫刻刀等で溝を掘ります。今回はスンナリと抜けました。

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胴軸のコルクは、もうボロボロです。私は『Oリング化』と言うスタンスですがコルクで修理した場合には所有者様にお伝えするのは必ずインクや水(水道水可)で満たしておくように!とお伝えします。乾燥してしまうと痩せてしまい忽ちインクがリークしてしまうからです。

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首軸を外して今度はペン芯を抜きますが、ほぼ99%の確率で指の力だけでは抜けませんのでポンチで抜きます。

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先端が丸くなっていますので安心出来ます。

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一番右側の小さいパーツはコルクが抜けないように押さえるワッシャーです。

over the following centuries.







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