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オノト 万年筆 修理 メンテナンス ONOTO 6035

2021/01/27

                 

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オノトのコルクやパッキン、エボナイトのピン等のパーツを輸入しました。マグナシリーズは次の機械に(^^;;
マグナはパーツの種類が多過ぎです。でも需要は有りそうですよね♬

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分解したら、こりゃヒデェ!前のオーナーだろうか⁈緩み防止のピンが歪んでいます。ダメぽ?と思っていたら、やっぱり尻軸のは嵌める時にピンが折れました。予備のピンを輸入しておいて良かったです。

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秘密兵器も幾つか。マイスターシュテックの尻軸のスパイラルを止めるリング外しが、オノトの尻軸分解(本体コルク側)に役立ちました。パッキンもコルクもボロボロ。中で千切れていたモノまで有りました(^^;;

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コケシの頭もエボナイトのピンでロックされています。これは個体差も有り画鋲で押して簡単に外れる場合と固定してギュッと押さないと外れない場合が有りますが、何れの場合でも慎重にです。

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この後にコルクは新品でもインクがリークしてしまう場合が有り「Oリング」を、ぶち込んで有ります。

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撮影を忘れてしまいましたが、おわん型のワッシャーを忘れずに!です。前のオーナーは入れないで組み込んでしまっていた様なのでインクの吸入量は少なかったハズです。有るのと、無いのとでは全然違います。負圧でパッキンが後ろに引っ張られ変形してしまうんです。「不要!」だと言わずに注意が必要です。

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コルクのパッキンは開封するとオイルでビショビショになっています。乾燥して縮んでインクがリークしてしまうので幾分はインクでビショビショになっていた方が結果的にインク漏れを起こしません(^^♪

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今回は省きましたが、最後に首軸は分解して洗浄、インクフローも自分の好みに合わせて調整して有ります。ロッドを固定するエボナイトのピンは少しだけシリコングリスを塗布して挿入しておくと次回のメンテナンスの時に重宝します。

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